約 1,447,251 件
https://w.atwiki.jp/mohsoh/pages/343.html
ギガイアス No.526 タイプ いわ 特性 がんじょう(HPが最大の時、瀕死になるダメージでも必ず1残る/一撃必殺が効かない) すなおこし(場に出たとき、5ターンの間、「すなあらし」状態になる) 隠れ特性 すなのちから(砂嵐のとき、使用するいわ・[[じめん]]・はがねタイプのわざの威力が1.3倍になる。) 体重 260.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120) 入手可能ソフト BW/BW2/XY/ORAS/SM/USUM/SWSH 進化 ダンゴロ→ガントル(Lv25)→ギガイアス(通信交換) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 ギガイアス 85 135 130 60 70 25 ラムパルド 97 165 60 65 50 58 レジロック 80 100 200 50 100 50 ウソッキー 70 100 115 30 65 30 ゴローニャ 80 110 130 55 65 45 ドサイドン 115 140 130 55 55 40 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) みず/くさ/かくとう/じめん/はがね いまひとつ(1/2) ノーマル/ほのお/どく/ひこう いまひとつ(1/4) --- こうかなし --- 強化案 氷柱針や氷柱落としを習得するとゴローニャとのいい差別化になる気がする。 トゲトゲした体つきしてるし覚えてもよさそう。 調整案 雑談 ノズパス系の進化系に見えるのは俺だけ?カラーリングとかそっくりなんだけど。 ↑俺も全く同じこと考えてた。でもまた新しい進化が出るのはちょっと非現実的かな ↑ネタポケの方にフォルムチェンジと書いている猛者がいたw感動したぜ… 実際、ダイノーズがシャキーン!と変形、合体してあんなになったら無駄に格好良い ↑どう考えてもパワージェム覚えるじゃねぇか。やっぱりノズパス系と関係あり…か? ↑「トリプルバトル時の相手の○○のポケモン」に「未確定だが名前は~」と書いた者だが ゴシックロ・セルフィル・ギザジェムは同時期に流れた噂(他にもいっぱい、「確定情報に関する雑談」の履歴参照)。 ランクルスとゴチルゼルはその後に流れた噂。前者より信憑性は少し高い(どっちも明確なソースは自分にははっきりは分からなかったが)と思ったから半信半疑ながらそれぞれ一番目に書いたみた。 最低でもコロコロフラゲで「ランクルス」は確定したから前者の噂自体ガセっぽい。トリプル組でこいつだけ新情報省られた? おはスタで流れた映像によると名前は「ギガイアス」のようだ http //www.filb.de/ ↑そろそろアスパが作れそうだな ↑ガブリアス、ラティアス・・・他誰かいたっけ ↑ドガ「アス」、ニャ「アス」、サンダ「アス」 ↑それはちょっとこじつけすぎるんじゃないかw 特防死んでるな・・・ツタージャのグラスミキサーで一発死かorz ↑何の為の「がんじょう」だい!? しっかしどう見ても「あついいわ」にしか見えない。こいつ日本晴れ使うと普段より延長とかあるんじゃないだろうか。 ↑なんだただの俺か ↑↑厚い岩に見えた挙句「ギガアイス」と読み間違えて妙な矛盾を感じたのは俺だけだろう ↑リークの某氷ポケが「……」と言ってるなぁ 誰か、ページ名から「ワコイシ」を削除して下さい ↑ページ名って変更できないんじゃなかったけ?勘違いならごめんなさい ↑↑ワコイシがガセ確定したの? ↑ガセ確定とは言えないが、公式でもない。 ガセの可能性もあるから不確定要素は切っておくってこと。 ↑一応削除しておきました。公式で確定したらまた教えてくださいな。 ↑ALL http //raim2005.blog18.fc2.com/blog-entry-914.html 例のこのリークの下のほうに謎のリークという名のリンクがあったんだが、そこから行ける海外サイトの下にある絵のギガイアスは、タンゴロから進化したやつじゃないか? ↑それが本当なら、こいつ最終進化系か。 まあ、分かるような気がする。 ツタージャにグラスミキサーで頑丈まで持ってかれる。オノノクスにドラゴンテールで4割削られる。PVで出たトリプルバトル組はランクルスとゴチルゼルのみ先に公開し、こいつだけ後に公開される。岩単なのでウッドハンマーをつかえるウソッキーに見劣りする。 ゲーフリはこいつの事が嫌いなのか・・・?初めて見たときからこいつめっちゃ好きなんだが・・・。 ↑ウッドハンマーに並ぶ特別な技がない限り、何かしらの劣化になりそうだな。 頑丈持ちならゴローニャとボスゴドラが圧倒的に優秀そうだし。 ↑実は意外に素早い・・・だったら面白いな ↑特殊型とかだったら幸せになれる。 岩の特殊アタッカーは空席だし。ダイノーズは両受けな。 ↑オムスター「原始の力じゃダメですか…」 ↑岩特殊最高火力を不一致のロズレイドに奪われてる時点で・・・ ↑↑お前は水の特殊アタッカーだろw カビゴン以下とか糞遅いなこいつwトリパで使えって言ってるようなもんだ Lv.55で大爆発を覚える。ゴローニャとタイプが違うがどうなるか 以下、ダンゴロのページから移転 ソース http //raim2005.blog18.fc2.com/blog-entry-914.html ↑ギガイアスの進化前っぽいな あと「ダンゴロ」じゃない? ↑その間の1進化ポケモンがリークされてる。 たぶんイシツブテポジションかな? ↑↑あのHPのやつの丸写しだと思うからたまに誤記がある 「ダンゴロ」で「マントルポケモン」な ↑↑これのことだね。⇒http //www.pokexperto.net/index2.php?subaction=showcomments id=1283889328 archive= start_from= ucat=2 ポストイシツブテで間違いないと思う。 ↑ガセかマジかはともかく、ギガイアスより2進化目のが強そうに見えるんだがw ↑↑ポストイシツブテなら最終進化は通信かもね ↑↑↑ポストイシツブテだったら戦闘クソだるいな。がんじょうって・・・ ↑逃げればOK。水ポケモン育てる時は多少だるいけど。 ↑↑↑↑↑ダンゴロ→アプサラス→ギガイアスだな ↑なんのことだろう。と思って画像検索したらクソ吹いたじゃねーかww 正真正銘の岩団子ってコトネ!! 新技「うちおとす」を使用する。受けたコロモリが狼狽してたから岩技? おそらくこれを受けた相手はしばらくの間飛行タイプを失う。空中にいる相手にも当たったりして。 ↑あの説明からだと空を飛ぶ状態リセットともとれるな しかし「そこから反撃開始」ってもともと有利なのに… ↑スカイアッパーにも空を飛ぶリセット加わらないかな 覚える技 レベルアップ SWSH 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 ダンゴロ ガントル ギガイアス - * - パワージェム 80 100 いわ 特殊 20 *進化時 - 1 1 パワージェム 80 100 いわ 特殊 20 1 1 1 たいあたり 40 100 ノーマル 物理 35 1 1 1 すなかけ - 100 じめん 変化 15 4 1 1 かたくなる - - ノーマル 変化 30 8 1 1 ステルスロック - - いわ 変化 20 12 12 12 どろかけ 20 100 じめん 特殊 20 16 16 16 うちおとす 50 100 いわ 物理 15 20 20 20 てっぺき - - はがね 変化 15 24 24 24 ずつき 70 100 ノーマル 物理 15 28 30 30 いわなだれ 75 90 いわ 物理 10 32 36 36 ロックブラスト 25 90 いわ 物理 10 36 42 42 すなあらし - - いわ 変化 10 40 48 48 ストーンエッジ 100 80 いわ 物理 5 44 54 54 だいばくはつ 250 100 ノーマル 物理 5 技マシン No. 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 技08 はかいこうせん 150 90 ノーマル 特殊 5 技09 ギガインパクト 150 90 ノーマル 物理 5 技11 ソーラービーム 120 100 くさ 特殊 10 技20 じばく 200 100 ノーマル 物理 5 技21 ねむる - - エスパー 変化 10 技22 いわなだれ 75 90 いわ 物理 10 Lv30 技24 いびき 50 100 ノーマル 特殊 15 技25 まもる - - ノーマル 変化 10 技31 メロメロ - 100 ノーマル 変化 15 技32 すなあらし - - いわ 変化 10 Lv42 技39 からげんき 70 100 ノーマル 物理 20 技46 ウェザーボール 50 100 ノーマル 特殊 10 技48 がんせきふうじ 60 95 いわ 物理 15 技49 すなじごく 35 85 じめん 物理 15 技54 ロックブラスト 25 90 いわ 物理 10 Lv36 技76 りんしょう 60 100 ノーマル 特殊 15 技81 じならし 60 100 じめん 物理 20 技98 じだんだ 75 100 じめん 物理 10 技レコード No. 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 技10 じしん 100 100 じめん 物理 10 技20 みがわり - - ノーマル 変化 10 技26 こらえる - - ノーマル 変化 10 技27 ねごと - - ノーマル 変化 10 技39 ばかぢから 120 100 かくとう 物理 5 技46 てっぺき - - はがね 変化 15 Lv20 技63 パワージェム 80 100 いわ 特殊 20 Lv1 技67 だいちのちから 90 100 じめん 特殊 10 技70 ラスターカノン 80 100 はがね 特殊 10 技74 アイアンヘッド 80 100 はがね 物理 15 技75 ストーンエッジ 100 80 いわ 物理 5 Lv48 技76 ステルスロック - - いわ 変化 20 Lv1 技79 ヘビーボンバー - 100 はがね 物理 10 技95 じごくづき 80 100 あく 物理 15 技99 ボディプレス 80 100 かくとう 物理 10 タマゴ技 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 遺伝経路 のろい - - ゴースト 変化 10 カチコール(レベル9)、イワーク(レベル16)、原種デスマス・ガラルデスマス(レベル36)など ボディパージ - - はがね 変化 15 ハガネール・ヒトツキ(レベル8) とっしん 90 85 ノーマル 物理 20 ヤブクロン(レベル24)、カチコール(レベル36) じゅうりょく - - エスパー 変化 5 イシヘンジン(レベル18) ワイドガード - - いわ 変化 10 クレベース(レベル1)、イシヘンジン(レベル48) 教え技 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 メテオビーム 120 90 いわ 特殊 10 過去作限定技 ※その技を覚えられる一番最新の世代にのみ記載。赤字は剣盾未対応技。 世代 覚える技 第5世代 第6世代 かいりき、いわくだき、ひみつのちから(マシン) 第7世代 どくどく、かげぶんしん、いばる、しぜんのちから、ロックカット、ないしょばなし、おんがえし、やつあたり、めざめるパワー(マシン)ロックオン、マグニチュード(タマゴ)とおせんぼう、とぎすます(教え技) 遺伝 タマゴグループ 鉱物 性別 ♂:♀=1:1 進化 ダンゴロ(Lv25)→ガントル(通信交換)→ギガイアス
https://w.atwiki.jp/zinrorpg/pages/57.html
ここは何? 編集上の仕様等を試すため自由に編集していいスペースです。 + 結果を表示 https //twitter.com/saihoku_hiroppi/status/1506071556539449348?cxt=HHwWiIDU3byG0uYpAAAA https //www.twitch.tv/zozomuzomu Nakamu Broooock シャークん きんとき スマイル きりやん Tつぐ KC けいた まっちゃん Mくん アスおじ トントン コネシマ エーミール 鬱先生 ゾム ロボロ シャオロン ショッピ チーノ ぺいんと トラゾー クロノア FB777 きっくん あろま eoheoh YASU ぴくと しゅん らっだぁ 赤髪のとも ふたば げんぴょん ぐちつぼ 赤 Broooock、KC、トントン、あろま、赤髪のとも、アスおじ 橙 けいた、チーノ 桃 Mくん、ロボロ、げんぴょん 黄 きりやん、Tつぐ、シャオロン、ぺいんと、きっくん、金豚きょー 黄緑 シャークん、YASU、ゾム、トラゾー、ふたば 緑 ぴくと、eoheoh 深緑 ぐちつぼ 水 Nakamu、コネシマ 青 きんとき、鬱先生、しゅん、らっだぁ、クロノア、FB777 紫 スマイル、ショッピ、しにがみ 茶 まっちゃん、エーミール 白 ぴくと 黒 スマイル
https://w.atwiki.jp/1heart/pages/59.html
#blognavi ユイン・シン。ピュア・ヒューマン。男。実年齢16歳。外観年齢同様。身長170センチ、体重57キロ。やや細身。茶髪。瞳の色は青灰。肌はアジア系。登録クラス名(自己申告)、僧兵。保有スキル(自己申告)、格闘術及び法術一般。実戦経験、無し。備考、やや癖毛。 アステール・シン。狗型フレイム・ビースト(人化可能タイプ)。男。実年齢17歳。外観年齢20前後。身長184センチ、体重82キロ。筋量多。髪色は濃い青紫(前一房のみ白髪)。瞳の色は紫。肌はアジア系。登録クラス名(自己申告)、戦士。保有スキル(自己申告)、武器戦闘及び格闘術。実戦経験、多数。備考、目付き非常に悪し。 ――以上二名の登録を受理する。 「……だってさー」 ……手にした一枚の、なんとも薄っぺらい書状を読み終えると。イマイチ重さの感じられない態度で、少年は傍らの男を振り返った。 多種多様な人種、業種の人間でごった返す、巨大な白亜の建造物。 そのロビーに設置されたテーブルの一つ。丸型で分厚いそのテーブルの席に、二人の男が着いていた。 一人は、僧服に身を包んだ茶髪の少年。背はそれなりにあるが、顔つきにはまだ何処か幼さが残されており愛嬌が感じられる。今しがた、書状を読み上げたのがコレだ。 その言葉の受けてであるもう一人は、背の高い、傭兵か賞金稼ぎを思わせる風貌の男だ。筋肉質の身体を重めの色を基調とした服に包み――こちらは少年とは対象に、なんとも無愛想な表情でむっつりと黙り込んでいる。 言葉を向けても、すぐには反応が返って来なかったものだから。少年は、ひらひらと読みあげたばかりの紙を男へと向け振って見せる。 それに対し――男が返した反応は、酷く淡白なものだった。 「そうか」 ……それだけである。 その反応の薄さに、少年がひょいと肩を竦める。……とはいえ、その動きには慣れがあり、表情に苦い色は無い。恐らくはこれがこの男のデフォルトなのだろう。 それを示すように、言葉が続いた。 「相変わらずの反応どーも。……いつも思うんだけどね。アス兄、もうちょっと愛想良くならない?」 「む」 少年の物言いに、アス兄と呼ばれた男は小さく声を上げると。……困ったように、心持ち眉根を寄せると。数瞬、言葉を捜すような間があり。 「……これで、お前も今日から冒険者か」 相変わらず短いフレーズではあったけれど、言葉を続けた。 「アス兄もだけどね」 小さく笑って、少年はそれに応じる。 けれど何故か、その笑みはすぐに苦笑へと変化した。 「……まったく。イーシンも無茶言うよなぁ。いきなり冒険者になれ、だなんて。……何考えてるんだか」 「……そうだな」 ――冒険者。 今となっては、この職業を知らぬ者の方が少ないだろう。 彼ら彼女らは読んで字の如く、未開地の探索や遺跡の盗掘を生業とする者達――では、ない。 無論、それも彼らの活動内容には含まれはする。けれど、全てではない……どころか、比率としてはむしろ少ない方にすら入るだろう。 ある種の誤解を覚悟で端的に言ってしまえば、つまり冒険者とはなんでも屋の一種である。その仕事は魔物退治や隊商の護衛に始まり、時に人探しや商品の輸送、交渉の手伝い、そして先に挙げた未発掘の遺跡の探査など、非常に多岐に渡る。 彼等彼女等は、基本的には数人単位のパーティを組み、冒険者の店と呼ばれる場所を仲介に、時に命の危険すらある仕事を報酬と引き換えに請け負う。場合によっては、ギルドを形成することもある。 無論、時にはその依頼の中で命を落とすこともあれば、失敗することもあり。逆に思わぬトコロから大金を得たり、遺跡の発掘から莫大な富を得るものも居る。 大きなチャンスと同じだけのリスクが同居する職業。……それが冒険者だ、と。夢を持った人間ならばそう言うだろう。 ――ではまぁ、口さがないものがどう言うかと言えば。食い詰め者とチンピラの集まり、とでも言うのだろうけれど。ともあれ。 「……んじゃ、まあ、登録は終わったし。今日のところは、これで帰ろっか」 そういって、少年は大きく伸びをすると、席を立った。 少年の名は、ユイン。……大柄な男の名は、アステールと言った。 「しっかし。酷いよねー、この証明書。……目付き悪い、とか。普通書く?」 「ファジーな組織なのだろう」 「ファジー過ぎでしょ。……っていうか、アス兄、自分のことなんだからもうちょっと怒るとか嫌がるとかしない?」 「事実なのだから仕方あるまい。……その程度の自覚はある」 帰り道。 互いに、いつものような他愛の無いやりとりをしながら――……ふと、アステールは思っていた。 己が、ユインを守らねばならないと。 「……危険過ぎる! ユインにはまだ早い!」 ダン、と。……互いの間に置かれた机を全力で叩きながら、アステールは目の前の男へと食って掛かった。 冒険者になれ、と。伝えられた日の夜のことだ。 しかし、その男――アステールとユインの実の父親でもあるイーシンは、抗議には気のない視線を返すばかりで。 「もう決めたことや」 と。あっさり、首を横に振った。 そのことに、ぎり、と。アステールの眉が吊り上がる。 冒険者と言う仕事の危険性を、アステールは正しく理解しているつもりだった。 確かに、多くの経験を積むことの出来る仕事だとは思う。見識を広めるにはこれ以上無い職業だとも思う。 アステールは、恐らく、父親の意図はそのあたりにあるのだろう、とすら思っていた。 しかし。それでも。……どれだけ得るものがあろうと、どれだけ言葉を飾ろうと。冒険者とは、己の命を切り売りする仕事なのだ。 危険と引き換えに報酬を得るというのは、そういうことだ。 そんな危険な場所へと、息子を追いやる父親の考えが。アステールには、さっぱり解らなかった。 「…………父よ」 だから。……硬い声で、そして、滅多に呼ばぬ呼び方で。アステールは、目の前の男に呼びかける。 それが卑怯だとは解りつつも。敢えて、契約を行った従者でも対等の人間でもなく、男の子供として、長男として訴える。 「父よ。貴方は、貴方はっ……我が子が、可愛くは無いのか?! 殺したいとでも思っているのか?! 答えろ!!」 「…………」 ――けれど。 アステールがそこまでして放った言葉に対して。……男が見せた反応は、ぱちくり、と目を瞬かせることだけだった。 「うっわ。……お前からその呼び方で呼ばれんの、えっらい久しぶりな気がすんなぁ……。……っちゅーか、せやったらもっと頻繁に」 「茶化すな。……我は、真剣に話をしているのだ」 ぴしゃり、と。軽口めいた言葉を封じれば、イーシンがわざとらしく肩を竦める。 そんな芝居がかった仕草すら、今のアステールにとっては己を苛立たせる材料でしかない。 更に辛辣な言葉を向けるべく、彼は、己が父へと口を開きかけたところで。 「なぁ、アステール」 機先を制するように、男が、息子へと呼びかけを返した。 「っ……。なんだ」 出鼻を挫かれたアステールは、些か憮然とした表情でそれに応じる。 それを見た男は、小さく笑みを浮かべ。……しかしすぐにその笑みを消せば、いつになく真剣な顔で、息子の顔をのぞき込んだ。 「自分に、他の何を失ってでもやり遂げたい事が出来た時。……それなのに、自分の持ってるもんを全部引き換えにしたかて、それに手が届かん、っちゅーのは。どんな気分やと思う?」 「…………どういう意味だ」 「別に。……言葉通りの意味やで?」 ……かたり。 テーブルに座ったままだった男が、そこで、初めて席を立つ。 「金でも、物でも、女でもええわ。……何か欲しいもんが出来た時。せやなかったら、そういうもんを守りたい時。……他にも、まぁ、なんでもええ。挙げたらキリが無い。ともかく」 「…………」 そして。……かつ、かつ、と。テーブルを回りこむように、男は、歩き始め。 「……――そういう時が、男にはな、必ず来るもんや」 アステールの背後で。……足を、止めた。 「ワイはな、アステール。……お前等のことを大事やと思うとる。危険な目に遭って欲しくない、ともな」 「ならば……!」 「けどな。……それ以上に。お前らを、そういう時に、後悔だけしか出来ん男にした無い」 ――背中合わせに交わされる言葉。 それを聞きながら。……アステールは、何故か、振り返ることが出来なかった。 ただ、その言葉に。……一瞬、沈黙を得て。 「……それだけの能力を得る前に。万が一があったら、どうする」 低い声で。アステールはそれだけを訊ね――ぷっ、と。男は、噴出した。 「アホやなぁ。……そうならん為に、お前が居んねやろ?」 「……何?」 そこで、ようやく。……アステールは、くるり、と背後を振り向いた。 男は、父は、相変わらず背中を向けたままだったけれど。――最後に一度、肩越しに振り返り。 「頼りにしとるで、お兄ちゃん。……アイツを、守ったってくれ」 そう、告げたのだった。 それが、数日前のことだ。 あの時は勢いでうなずいてしまったが。……つまり、結局のところ、上手いこと煙に巻かれたようなものだとアステールは思っている。 しかし。 「ん、どうかした? アス兄」 「……いや」 それでもいい。……いや、良くは無いのだが、しかし。 考えてみれば。……考えるまでもなく。兄が弟を守ることは、当たり前のことだ。 ならば、そのことは、無責任な父親なぞに言われるまでも無い。 「なんでもない。……それより、早く戻るとしよう」 一つの決意を胸に、アステールは言葉を返し。 ユインは、それに頷きを返した、が――ふと、そこで。何かを思い出したように、動きを止めると。……あぁ、と。小さく笑った。 「? どうした?」 「いや、忘れるトコロだったなって。……ん」 そうして。……差し出される、右手と言葉。 「これからよろしく、アス兄」 ……一拍の間を置いてから。 「こちらこそだ、ユイン」 兄は、弟の手をしっかりと握り返した。 カテゴリ [駄文] - trackback- 2007年07月18日 18 44 01 #blognavi
https://w.atwiki.jp/arakune/pages/275.html
ビッグバンスマッシュ lv1~3ともに発生18~19F 先端はさらに遅いもよう マーズ-2F 隙間2F ゲイザー-1F 隙間-3F以下(直ガで連続ガード) マコト起き攻め 6B重ね 6Bびた重ね(前後転通る、ねてから緊急でマコト有利+2~7F、ずらし緊急で反撃確定) 6B5F目重ね(前転通る、寝てから緊急でマコト+1F有利、最速後転狩られる、ずらし緊急で反撃確定) ランダー1:発生11以下 硬直差不明(微不利~不利) (直ガ連ガ) ランダー2:発生15~16? 硬直差不明(恐らく微不利) (飛べない程度の隙間あり) ランダー3:発生不明 硬直差+6~7F(ヒット時+8なので+7の可能性が高い) (隙間はCP2より大きそう) レイ1:発生22F 硬直差-4F (攻撃Lv4の技から出して飛べない) レイ2:発生24F 硬直差-1F (攻撃Lv4の技から出して飛べる) レイ3:発生27F 硬直差+1F (共通して持続ヒットで有利が増えるタイプ) v コロナ始動後の起き攻め コメットキャノンにスライディング マコトのルナ二段目からの中下段の隙間 コンボメモ エリアル回数メモ 2B5B5CC 2D2コメット 6A2D3 6Bラッシュゲイザー 5CC JCJB JCJB 空コロナ 2B5B5CC 2D2HCT ジョルト 微ダ6A6Bラッシュゲイザー 5CC JCJB 空コロナ 5Cch2CHCT 2Cブレーキ5B6A2D3 6Bラッシュゲイザー 5CC JCB 空コロナ まとめになかったコンボ 5Cch 2Cブレーキ 微ダ5CC2C2D 6Bラッシュゲイザー 5CCJCJBJCJB空コロナ(4087) 6BC 2Cブレーキ微ダ5CC2D3 6Bラッシュゲイザー 5CCJCJB空コロナ(3382) 6B後転狩り ラッシュゲイザー 微ダ5CC2C2D3 微ダ6B6A JCJBJCJB空コロナ(3382) マーズrc 2B5CC2D2 コメット 6A2D3 6Bラッシュゲイザー 5CC JB空コロナ(3193) ゲイザーrc 2B6A2D3 6Bラッシュゲイザー 5CC JCBJCB空コロナ(3271) 端近)6BC2CCブレーキ 5CC2C2D3 6B6A5D3(2914) 端近)6B後転狩り ラッシュゲイザー 5BC6C BアスJBD3 6A5D3(2899) 端近)5Cch 2Cブレーキ 微ダ6A6Bラッシュゲイザー 5CCJBD3 6A5D3(3749) 端近)空投げ 2B5C6C5D3 2B6A2D3 5D3(2581) 端25)6投げ HCT 2Cレイ 5CC2Cショット3 6A5D(3471) 端)空投げ 2B6A2D3 2Cショット3 6A5D3(2744) 端背)6BC2D2 AアスB 5C6C BアスJBJD3 6A5D3(2528) 端背)5Cch2D2 AアスB 5C6C BアスJBJD3 6A2D3 2Cショット3 6A5D3(3180) 端背)6A jcディレイJCディレイJB 着地微ダJB JB空コロナ(2265)
https://w.atwiki.jp/suteteco/pages/40.html
Phase-7 「種世界の終わる時」 553 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2005/10/29(土) 01 54 47 ??? Phase-7 「種世界の終わる時」 (1/4) タリア「ユニウス7の破砕作業の進捗状況はどう?」 メイ 「現在、想定の96%。若干遅れていますが、概ね予定通りです。 …作業部隊から通信!…所属不明のMSが多数襲来、現在交戦中とのことです!」 アス 「議長、私にもMSをお貸し下さい!」 議長 「…いいだろう、許可しよう。味方は1機でも多い方が良いからね」 タリア「ですが議長…、仕方ないわね。ハンガー、聞こえて?アスランが出るわ。ザクを用意して!」 ヨウラン 「ザクですか…一応あるにはありますけど…」 タリア「口を動かす暇があったら手を動かしなさい!10分…いえ、7分で用意して!」 アス 「無理を言ってすまない。俺の機体はどこだ?」 ヨウラン 「ああ、それならあそこです。すぐに出れますよ」 アス 「…艦長はザクを用意しろと言っていたはずだが…」 ヨウラン 「ええ、ですからほら、このとおり」 アス 「…って、これ、ザクはザクでもザクレロじゃないか――――ッ!」 ヨウラン 「そう、つまり…『漢なら、ナイス・ザクレロ』」 アス 「うん、ヨウラン、ナイス・ザクレロ!」 ヴィーノ 「さすがはヤキンの英雄アスランさん、この状況下であえてザクレロで出撃、 漢じゃあ――――ッ!」 アス 「おう、わしゃ漢じゃけんのーッ!アスラン・ザラ、ザクレロ、出る!」 メイ 「わずか2ステップで騙されてる――――!?」 554 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2005/10/29(土) 01 56 26 ??? Phase-7 「種世界の終わる時」 (2/4) タリア「状況は?」 メイ 「思わしくありません。…既に遅延率は2割を超えています。 このままでは、あと30分程で…阻止限界点を越えます」 サトー「何故気付かぬか!我らコーディにとって、パトリック・ザラのとった道こそが… って、逃げんな、そこのザクレロ!人の話は最後まで聞けよ!」 アス 「ヒィィィィ、やっぱザクレロじゃ無理ッス!」 メイ 「サトーさん、あのヘタレザクレロがパトリックの息子だって知ったら、 どんな顔するのかなあ…」 味方 「ゴッドがこちらへ向かっていると言っておけ!嘘でもいい!」 メイ 「…こんなとき、ドモンさんがいてくれたら…」 タリア「そんな弱音を吐いてもどうにもならないわ。私たちは今できることをやりましょう」 ドモン『ミ……バ、聞…えるか……ミネル…、応答…ろ』 メイ 「ドモンさん!?ドモンさんですか?今どこに!」 ドモン『今オーブに………これから宇…へ上がる…』 タリア「全周波数を使って全軍に伝達!『ゴッドが上がってくる、勝てるぞ!』」 味方 「聞いたか!?ゴッドだ、ゴッドが来るぞ!」 敵 「ゴッドだと?くそ、あいつは死神だ!あいつの前じゃ、ジンも鉄の棺桶だ!」 メイ 「オーブってことは、ブースターで?でもオーブは今ちょうど地球の反対側…間に合うの!?」 ドモン「キング・オブ・ハート、ドモン・カッシュ推参!」 メイ 「って、うわめっさ早ッ!ど、どうやって来たんですか!?」 ドモン「ああ、ゴッドをブン投げて急いで飛び乗った」 メイ 「桃白白ですか、あんたは。ほんどはよくないけどそれはいいとして、地球の裏側からはどうやって…」 ドモン「簡単なことだ、ロープの反動を利用してだな…」 メイ 「っていうか、ゴッドって普通に単独で大気圏突破してませんでした?」 ドモン「気にするな、俺は気にしてない。ではいくぞ!肘打ち、裏拳、正拳、とぉりゃあァァ!」 敵 「ああ!サトー隊長がやられた!」 味方 「大丈夫だ、こっちのキングはやつらより速い!」 555 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2005/10/29(土) 01 57 58 ??? Phase-7 「種世界の終わる時」 (3/4) メイ 「敵戦力の掃討、ほぼ完了。我が軍の損耗率15%。えー、一応ザクレロ健在です。 ずっと逃げ回ってましたけど」 アス 「ミネルバ、敵は?敵はどこだ?敵のいないところを教えて…」 タリア「(ブツッ)以後、ザクレロからの通信は着信拒否のこと。時間はあとどれくらい残っているの?」 メイ 「阻止限界点まであと…10分!」 タリア「ゴッドを考慮に入れても、あれだけの大質量、間に合うのかしら…」 ドモン「ならば、流派・東方不敗は王者の風!フルパゥワー・石破…」 ? 「このバカ弟子が!だからお前はアホなのだあッ!」 ドモン「誰だ!」 ? 「ワシの正体などどうでもよいこと!そうよな、ひとまず東西南北中央常勝、または マスター・アジア(特定アジア除く)とでも名乗っておくか」 メイ 「(怪しいマスクしてるけど、見覚えのあるお下げとモミアゲー!)」 タリア「(マスターガンダムに風雲再起ー!)」 議長 「(バカ弟子って言ったー!)」 全員 「「「バレバレだ――――ッ!」」」 ドモン「アホとはどういう意味だ!東西南北中央常勝とやら」 常勝 「フン、石破天驚拳の威力、ワシも知らんではない。しかし、あれほどの巨大質量、 最終奥義を無闇に放ったところで、先に気が尽きるは必定」 ドモン「ぬう」 常勝 「だが、物質には必ず結節点がある。過たずそこを撃ち抜けばよいだけのこと。 ワシも流派東方不敗の心得が少々ある。二人で同時にその結節点を撃ち抜けば、 コロニーとて脆き砂岩のようなものよ」 ドモン「あんた、あんたは一体…?」 メイ 「(マスクしてりゃ気付いてはいけないのはお約束なのか…)」 556 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2005/10/29(土) 01 59 39 ??? Phase-7 「種世界の終わる時」 (4/4) 常勝 「ではいくぞ、ドモン!ふむ、アレをやるか!」 ドモン「お、おう!シャイニング・フィンガー!」 常勝 「ダークネス・フィンガー!」 ド&常「「シャッフルの猛き…」」 常勝 「このバカ弟子が!師を差し置いて白キュアをやろうなどとは…つけ上がるでない!」 ドモン「あんたこそ引っ込んでいてもらおう!そもそもあんたの技は『ダークネス・フィンガー』。 黒を冠する技を使っておきながら、白キュアを演じようなど、愚の骨頂!!」 常勝 「…フ、フン、ならば、どちらが白キュア役を演じるか、拳で決着をつけてくれるわ!」 ドモン「おう!キング・オブ・ハートの名にかけてぇッ!」 メイ 「やめーてー!白だの黒だの、そんなことで地球の命運をかけるのは――――ッ!」 常勝 「グ、グム~、この場はひとまず貴様に白キュアを譲ってくれるわ。ではいくぞ!」 ドモン「シャッフルの猛き魂が!」 常勝 「森羅万象を打ち砕く!」 ド&常「「石破天驚・マーブルスクリュー!!」」 メイ 「エネルギー波のなかからボ帝が!極小ビキニのボ帝ビルが、己の美しさに酔いしれて くるくる回りながらすっ飛んでいきました!切れてます、めっさ切れてます!(腹筋が) あ、ボ帝ビル・カッターを連発してまス!ボ帝ビル・カッターで ユニウス7をどんどんブッ壊してまス!はっきり言って、結節点関係ありませン!」 <その頃のアスラン> アス 「おーい、シン、ミネルバまでつれて帰ってくれー」 シン 「貴方みたいなキング・オブ・ヘタレがなんでヤキンの英雄なんだか…ほら、手を出して下さい」 アス 「すまない…(スパッ)あ、インパルスのマニピュレータが……… ………そういえばザクレロの腕ってカマだっ・たっ・けぇぇぇェェェ――――」 ミネルバに搭載されていたザクレロには大気圏突入装置を装備していたため、 アスランは一命を取り留めた。しかし、口から耐熱フィルムを吐き出したザクレロの姿は、 さながら自らのゲロの海に沈んだ泥酔者のようであり、以降、 アスランは「げろしゃぶ」の二つ名で呼ばれることとなる。(またかよ) 終わり アスラン弄り易いからだんだん好きになってきたww しかし、書く度に種キャラの露出が少なくなってきてる。orz エースコンバット4のネタ入れてたら、無性にやりたくなってきた。明日買ってくるか… http //anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1127639075/553-556
https://w.atwiki.jp/14sure74/pages/165.html
タクトと別れたラスは一人、嘗ては自室だった部屋に入る。 出て行った頃と何一つ変わっていない光景に、ラスは少しだけ驚いた。 (義姉さん・・・。毎日忙しいはずなのに、ちゃんと手入れしておいてくれていたんですね・・・。) いつ、帰ってくるか分からない義理の弟の部屋をたった一人で、日々の激務の合間を縫って汚れ一つない状態に保つのは容易ではない。 ラスはハルの好意に、ありがたさと後ろめたさを感じずには居られなかった。 「ごめんなさい、義姉さん・・・。僕は、貴女から受けた恩を仇で返す、悪い義弟です・・・。」 ラスはぽつりと呟いた。 「両親に虐げられ棄てられた僕を拾って、此処まで立派に育ててくれたのは・・・貴女です・・・。」 ラスは背凭れ【せもたれ】のついた椅子に腰掛け、机に項垂れる。 机の上にはこの部屋に居た頃に読んでいた本が、名前順に奇麗に立てかけてあった。 「貴女は、僕がやりたいことを好きにやらせてくれました。そのために、色々と支えてくれもしました・・・。」 ラスは目で本の背文字を追いながら、また呟く。 「貴女の無償の愛に触れられたから、今の僕があります。貴女に出会えて、とても本当に嬉しいです・・・。」 背文字を追い終わって、また呟く。 「・・・だからこそ。だからこそ僕は彼女に、貴女が僕にしてくれたことをしてあげたいのです。」 ラスはゆっくりと握り拳を作った。 「彼女は、普段はあんな調子ですが・・・。本当はとても儚くて、脆い女性【ひと】です。誰かが傍に居ないと、すぐに折れてしまうでしょう・・・。」 ラスの拳に少しずつ力が入っていく。 「・・・彼女、”アソびに行ってくる”なんて普段なら絶対に言いません。なにか、僕が関わって欲しくないことをしようとしに行くに違いないです。」 ラスの拳が小刻みに震えだした。 「確かに彼女の”力”ならば、並大抵の無茶や無謀は強引に押し通せます。ですが・・・。」 (その”力”の正体は――) ~~~~ あの日の夜。 一通りの仕度を済ませたラスは、彼女が泊まっている医療施設に戻った。 「あっ、ラスくん・・・。」 彼女が泊まっている部屋へ向かう途中、ラスは呼びかけに応えて振り返る。 そこには、白衣に身を包んだ中年の女性が立っていた。 「あっ、ドクター。・・・すみません、ご迷惑をおかけして。」 「いいさ。ラスくんにはなにかと借りがあるしね。それよりも・・・。」 ドクターの語調から彼女の心中を察したラスが口を開く。 「彼女のこと・・・ですか。」 「ああ。・・・あのコ、何者なんだい?」 ドクターの質問は、態々聞くほどのことではないはず。 そう考えたラスは首を傾げながら答える。 「『何者』って・・・女性のファイターですよ? 珍しくはないと思いますが・・・。」 「いや、それは見れば分かるさ。でも、アタイは化物染みた回復力を持ってる女ファイターなんて初めて見たよ。」 確かに彼女の回復力は目を見張る物があった。 ドクターが化物と称するのも無理はないだろう。 ラスはそう思った。 「白状するなら、アタイはキミが担ぎ込んできたあのコの容態を見た時、これはもう手遅れだと思ったよ。それなのに・・・」 「・・・正直、僕もダメかもしれないと思ってました。あの回復力については・・・僕が知りたいぐらいです。」 「そうか・・・。」 ドクターは一度間をおいてから言葉を続ける。 「しかも驚くべきことに、あのコの身体にはもっと前に死んでてもおかしくないような傷跡があった。」 「そうなんですか・・・!? 流石に、それは知りませんでした・・・。」 ラスは初めて知る事実に目を丸くした。 「・・・そこでだ。」 ドクターは一度息を吸って、続きを切り出した。 「あのコには悪いけど、少しだけ調べさせてもらった。」 「ド、ドクターッ!?」 彼女の回復力の秘密については知りたい気持ちは分かるが、勝手に彼女の身体を調べるのは倫理的に問題があるだろう。 ラスはドクターの彼女の意思を無視した行動に驚愕の声をあげた。 「彼女に断りもなくそんなことをするなんて、いくらなんでも酷いですよっ!」 「・・・本当にすまないと思ってる。・・・だが、キミは知りたいとは思わないのか?」 「そ、それは・・・っ!! で、でも・・・っ!?」 ラスは返す言葉が思いつかず口篭ってしまった。 彼女の回復力の正体を知りたくないと言えばウソになるからだった。 ラスの葛藤を悟ったドクターは、小声でラスに提案した。 「まぁ・・・あのコの身体に負担が掛からないよう細心の注意を払って調べたし、アタイとキミだけの胸にしまっておけば、問題ないと思うけどな?」 「・・・し、しかし・・・っ!」 「それに、キミはこれから、あのコと旅をするんだろう? ・・・好きになったコのことは知っておいて損はないと思うぞ?」 「――すっ!? 『好きになったコ』って!? ぼ、僕はただっ!」 耳まで真っ赤にして慌てふためくラスに、ドクターは悪戯な笑みを浮かべて問い詰める。 「好きになったんだろう? 守ってやりたいんだろう?」 「・・・・・・・・・はぃ。」 観念したかのようにぽつりと肯定の言葉を呟き、ラスは俯いた。 ドクターはラスの様子を見て失笑すると、すぐに真剣な表情でラスに調べた結果を説明しだした。 「彼女の化物染みた回復力の正体、それは――」 ~~~~ 「・・・彼女の生命【いのち】は、もって後・・・1、2年。」 (――『何らかの理由で生命活動の調整が利かなくなって暴走状態に陥っている影響。』です。) ラスはゆっくりと立ち上がりながら呟く。 「・・・本当に、ごめんなさい。義姉さん。・・・ですが、彼女にはもう、時間がないのです。」 ラスは軽く服を整えながらまた呟く。 「・・・僕は、彼女が生きていられる内に、彼女の本懐を遂げさせてあげたいのです。」 (彼女の心中に、僕の姿がないのは分かっています。それでも・・・。) ラスは部屋の様子を端から端までゆっくりと見渡し更に呟く。 「・・・それが例え、この身の破滅と引き換えであろうとも。」 (僕は彼女を・・・愛してしまいましたから。) ラスは目を閉じ、この部屋で過ごした日々を思い起こす。 賑やかで楽しかった光景が脳裏を過【よ】ぎり、ラスは軽く失笑をした。 (・・・って、これじゃあ、単なる押し売りですよね。) ラスは含み笑いで軽く後頭部を掻きながら、部屋を後にした。 ~~~~ 「おっ、小雨になってきた・・・。こりゃぁ、明け方までにはあがりそうだな・・・。」 ラスが上の部屋に行っていた間、窓の外から雨模様の”都”の夜景を見ていたタクトは、ラスが階段を下りてくる気配を察して振り返った。 ラスは上に行った時と同じように笑顔で会釈をすると、下へ降りる階段へと向かった。 「ん? ラス、出かけるのか?」 「いえ、カーゴに置いてきた荷物を取りに行くだけですよ。」 「・・・ふーん。」 (まっ、本当はネスが心配になって、後を追いかけるつもりなんだろーけどな・・・。) タクトはラスの心中を察して、あえてそれ以上言及しなかった。 ラスはタクトが再び窓の外を眺め始めたのを脇目に、車庫へと降りていった。 ~~~~ 「――失態ですわ・・・っ!」 夜も更け、小雨になってきた頃、”都”の国立資料館の近くにある宿泊施設が多い区域を、アスは彷徨っていた。 例え宿泊先を知らなくても、近くで彼らの気配を探れば簡単に見つけられるだろうと、アスは思っていた。 「私としたことが、あれだけ傍に居たのにラスさんの気配を思い出せないなんて・・・っ!!」 しかし、その思惑を成功させるためには必要な条件があった。 それは、’探そうとしている人物の気配を知っている’ことである。 普段のアスならば、思惑通りにラス達の元へと辿り着けただろう。 しかし、あの時のアスは一目惚れした異性と一緒に旅ができることで完全に舞い上がっていた。 それに加えて、その人物からのまさかのお誘いである。 アスが普段は絶対にしないようなど忘れをするのも無理はなかった。 アスは街路樹に拳を思い切り叩きつけて叫んだ。 「私の唯一にして、最大の失態ですわっっ!!」 街路樹の幹が鈍い轟音と供に拳の形にヘコみ、まばらに居た通行人が一斉にアスへと驚愕の視線を浴びせた。 アスは視線に気付き、愛想笑いをしながらその場を走り去った。 「・・・仕方ありませんわね。」 アスはネスの気配を探ることにした。 不本意ながら一緒に居た時間の長いネスの気配なら覚えている。 ”都”ぐらいの大きさなら全神経を研ぎ澄まし、集中すればどの方角に居るかぐらいは分かるはずである。 アスはそう考え、早速全神経でネスの気配を探り始めた。 「・・・?」 しかし、どういうワケかネスの気配を感じることができなかった。 普段のネスは気配を消そうとしない。 つまり、彼女は今、意図的に気配を消して行動しているということになる。 「・・・まさかっ!?」 彼女が気配を消す時は絶対に気配を知られては困る時だけである。 そう考えた瞬間、アスの脳裏に一つの可能性が浮かんだ。 そして、それはほぼ正解に近いだろう。 アスは舌打ちをして走り出した。 ~つづく~
https://w.atwiki.jp/okitaworld/pages/106.html
▽登場作品 エトワールロスト 人間 夢かと思ったら異世界だった件について(仮) 死神 名前【ストゥート・ジェーニオ(astuto・genio)】 性別【男】 身長と体重【183cm75kg】 国籍【生まれはシレーヌ島】 種族【元人間の死神】 通称【商人さん、アス坊】 ICV【小野大輔】 「殺し屋くんの殺しはワーカーホリックみたいなものだよ」 冷静沈着で紳士的な性格、嘘を吐くことが上手い。 いつも人の良さそうな笑みを浮かべている、色白の青年。 右目が時計の文字盤となっており、針までしっかりと動いている。 「金さえ払えば誰にでも武器を売る」がモットーの武器商人。 ただし彼の扱うのは人型武器専門である。 過去、(当人は無自覚だが)ある人物に喧嘩を売り代償として本来の世界軸から弾き出されてしまった。 また、現在の人格はある出来事をきっかけに形成されたもので、本来は真面目で正義感が強く、お人好しな善人。 魔術の中でも精霊術と親和性の高い魔術の扱いに長けており、水の精霊に愛されている。 「無知は一括に不幸だとは言えないが出来ることが少ないのはやはり不便だと思うからね」 「東洋の伝承では死後、彼岸に行くには銭が必要と言われているんだ。わかるかい?やはりどの世界でも金は重要らしい」
https://w.atwiki.jp/14sure74/pages/225.html
親バカバトン ・あなたを親バカにさせているのはどなた様??(複数可) あえて選ぶならばレンカ、アリン、イスラ、ネス、アス。 ・可愛すぎwと思う行動は? レンカ→なにかを必死で伝えようとあたふたしてる所 アリン→アホのコ全壊 イスラ→文句を言いながらもしっかり応える所 ネス→本音と建前の間で葛藤している所 アス→ラスの前に居る時 ・あなたの子の自慢は? なんだかんだで頑丈なコが多いです。 ・言われてみたい胸キュン台詞は?(妄想どんとこい!) レンカ→「・・・一緒に居て、いい?」 アリン→「大丈夫、キミが歩く道の隣を、あたしも歩いてるよ。」 イスラ→「・・・無茶、するな。」 ネス→「私がなんとかしてやんよっ。 まぁーかせとけって。」 アス→「わわっ! 私、あ、貴方のこと、なな、なんとも思っておりませんことよっ! かか、勘違いされては困りますわっ!」 ・「嫌い…大嫌い!」と言われたら? (´・ω・`)・・・。 (´;ω;`)ぶわっ ・その子が”嫁”or”婿”に行くと言ったらどうしますか? どうぞどうぞ、怪我にだけ注意してください。 ・その子とお友達になれそうなお友達のお宅の子は? 色々と妄想が膨らみますなぁ。 ・親バカ仲間5人以上にまわしましょーう! お好きにどうぞ。
https://w.atwiki.jp/taikaisyu/pages/228.html
種族 人間 半妖精(トロル人) 血縁 所属 モンド ヨウの転送場 サエナとともにヨウの転送場で働いている徒弟魔法則師。 前任者から引き継ぎがなかったと言ってアスを冷たくあしらう。 + ソロモンにより精神崩壊させられ、キナモムムの精神施療院に入れられる。 ピュアと夢で会話したことにより一時的に元に戻る(変化する?)も、 再度アスと出会ったことにより再び気グル状態になる。 + コボチャン 見てないっ! 見てない!
https://w.atwiki.jp/vipkotei-j/pages/1380.html
もどる 名前 コメント すべてのコメントを見る